帝国データバンクによると、12月単月の全国企業倒産(負債1千万円以上の法的整理)は708件、負債総額は1596億2200万円だった。件数は前年同月比12.9%増と、4カ月連続で増加。額は同110.8%増と、2カ月連続で増加。負債100億円規模の倒産が3件発生したことを受け、大きく増加した。
件数を7業種別にみると、不動産業が減少、運輸・通信業が前年同月並みで、ほかは増加した。
小売業は同20.0%増の162件。「競争激化や消費者の外食離れの影響を受け」(同社)、飲食料品小売や飲食店の倒産が増加した。
サービス業は同15.4%増の172件。ソフトウェア業の倒産が前年同月の2.9倍に増加した。
観光関係の主な倒産は、ホテル経営のAWH、ホテル経営のJ―needz(負債26億6700万円、破産、大阪府)が報告されている。